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定年後は忙しい

今年は花粉症が辛い

 2月下旬から環境省のはなこさんを毎日見ている。花粉の飛散状況を確認するのですが、なぜか沢山飛んだ日よりも数日後の方が息苦しい。3月も半ばを過ぎると花粉が飛んでいなくても息苦しさと軽い頭痛は毎日続く。特に今年はとってもひどい。で、排気弁付マスクを買った。使い心地と効果は抜群、気休めにしか成らない普通のマスクとは全く違う。が、問題が。まるでアヒルの嘴を付けているかのようで、とっても格好が悪い。自分では鏡に写さない限り判らないのですが、周りの人の目など全く気にならなかった高齢者からとっても気になる高齢者に変身できたことは、良いことなのかもしれない。
 中型の雌を捕獲したサークルの上にもっと大きなサークルが出来ている。掛かるとは全く思っていない笹原の出口に仕掛けた関所罠。先日獲れた雌を追いかけて雄が来たのかもしれない。サークルの縁の土の盛り上がりがとっても大きい。
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大きな雄猪君が予想される。で、考えた、銃が先かカメラが先か、取り敢えず少し近づく、
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かなり深い穴を掘っている。設置してまだ2週間、ステンレスワイヤーもピッカピカの新品で、今まで切られたことはない?はず。で、撮影を優先させた。カメラを構えて近づく、もう姿を現して良いのに気配もない。もっと近づく。いない。足を切って逃げたか。この考え方が悪いのはよく分かっていた。が、何度失敗しても高齢者は治らない。ずかずかと近づいてサークルの縁に立った時。
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サークルの中にもう一つ深く掘られたサークルが見えた、その中に耳が見える。いる。既にこちらを向いている、隠れていた。と思ってももう遅い、一気に突っ込まれた。予想より小さくても70kgほどの雄、鼻先を土で真っ黒にして牙のある口を半開きにして向かってきた。迫力は十分、何度経験しても慣れることはない。ワイヤーで引き戻されてひっくり返る。ワイヤーの掛かった足はぶらついていないので、足が切れることはない。少し安心した。その時、谷方向に走りだした。そうしてジャンプ、なんて呼ぶのだろうか、バレリーナが足を前後に開脚して高くそうして遠くに飛ぶ綺麗なフォームを連想させるような華麗なフォームで飛んだ。尻尾を上に向けている、水平に伸ばした長い尻尾の先端をL字型に曲げて先端は空を指している、今まで逃げられた時にさようならと横に振られる尻尾しか見たことがないので格好の良い尻尾に感動して見とれていた。猪は結構高く飛べるんだと思った。ワイヤーに引き戻されてひっくり返る姿を想像している。うん、え。サークルを飛び越えた、で、またジャンプ、すぐ下の笹原の中に飛び込んだ。事件はここから始まった。今まではワイヤーを切った猪はすぐに走り去っていた。で、笹原から聞こえるバキバキという笹を折る音が遠ざかるのを待っていた。が、音は小さくなるどころか大きくなった。戻って来ている。不意に恐怖に駆られて杉の木の陰に隠れる、背中の銃を準備する暇もない。目を懲らす、20mほど先からは笹が密集していて何も見えない。まだ突進する気はないようだ。が、バキバキ音は絶えることなく鳴っている。バキバキと鳴る度に生きた心地もしない。何をしているのだろうか、が、向かってこられたら大変危険なことに代わりはない。手にあるのはカメラ、嘗て、つるはしを顔に突き刺しても全く怯まなかった相手に、このカメラをぶっつけてどれくらいの効果があるのだろうか、それでも銃をぶつける気にはなれない。車は猪のいる下の笹原の更に下にある。姿勢を低くする、音のする方向を注視しながら、少しずつ後退り、そのまま斜面を登った、上の農道に出た。少しホッとした。農道を回り込んで車に戻った。バキバキ音は車でも聞こえていたが、少しずつ斜面の上に遠ざかり、そうして消えた。同時に心にのしかかっていた恐怖も消えた。誰も見ていないのになぜか恥ずかしくなって、周りをキョロキョロと見まわして、少し安心した。誰もいない。
ホーネットの出番は当分無いように思える。30kg位の雄が掛かった。
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鳥撃ち用の14グレンで撃つ。額の目と目の間を狙う、10ヤード以内でも今はレーザー測量を行う、4倍で5ヤード2ミル下、8ヤード1ミル下、10ヤード十字で正確に撃てる。ここは8ヤード十字の1ミル下で撃つ、目と目の中央に着弾、1発で終了。
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60kg以下の猪君なら28フットポンド14グレンで十分だと思える。最近は親離れしたばかりのこのクラスが多く掛かっている。ホーネット試し撃ちの100kgクラスは秋までお預けになると思っている。
 鮭の稚魚を守る。我が家でも鮭の卵を預かって、孵化した稚魚を天神川に放流したことがある。今月の10日に放流が行われた。案の定、放流スケジュールを知っていたのかのように川鵜が現れた。
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今はまだ河原の野バラが小さいので、イテテ、痛てえと独り言をつぶやきながら、100mほどの茨の道を突破して、河原に生えた木を隠れ蓑にして撃つのです。
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風で揺れる葦の隙間から撃つので、運任せです。が、今回は中央の川鵜君に運良く命中しました。川鵜が居る場所はだいたい同じ、河口には、
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毎日何羽か羽を乾かしています。距離140ヤード、常に風が強くて手前や奥に、ひどい時には、風で流されると予想している反対方向に水しぶきが上がります。まぐれ当たりしか望めないので脅して他の場所に飛ばす効果を狙っているのですが、川鵜の数は変わりません。脅すでは餌の稚魚が居る限り離れないようです。飛来する川鵜の数を減らす必要があるのです。嘗て群れを追いかけ回し半数駆除したら群れが消えたことがある。で、兎に角、数を減らすに徹することにしました。近くの寝屋を探しますが、見付けられませんでした。
 放流の2日前に何時も監視している寝屋で7羽発見。左端の一番大きな奴を撃つ、命中。音で一斉に逃げ出した。終わったと銃をケースに戻しているとジャボーン、ジャボーンと大きな水音が2つ聞こえた。なんと2羽戻ってきた。で、もう1羽駆除できた。その寝屋は鮭の稚魚の居る辺りからは10kmほど離れていて、稚魚を狙うカワウかどうかははっきりしませんが、全体の数を減らすために駆除に向かう。同じ群れだろうか5羽の群れが居た。前回の教訓を生かしてやはり左端を狙った。パシューン、右端は!飛ぶ体勢はとっているが動かない、で駆除成功。ここは60ヤードで撃っている、近いので数が多い時はカメラを向けない、たった1羽にでも見付かると全部飛んでしまうのです。1日置いて向かう、大抵は撃つと1週間は近づかない。が、3羽居た。3羽とも寝ているので余裕でカメラを向ける。 赤丸にいます。
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音もなく忍び寄る、手前の杉の陰から撃ちます。
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最初は左から2羽目、次に右端を撃ちます。パシューン、結果を見る間もなくスコープを右に振る、首を伸ばしてキョロキョロしている。パシューン、ん、少し離れた右の奥に水しぶきが上がった。照準からは考えられない位置、変形した弾を使ったか、いや、弾倉に入れる前に確かめている、変形した弾はない。なぜ。潜った川鵜君が浮いてきた、な、なんと、私のすぐ目の前、
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私を見て慌てて飛ぼうと羽を広げるが舞い上がることは出来ない、すぐに諦めて潜って消えてしまった。弾は羽を貫いたようです。同じ場所で2羽同時に落とせるのは希です、それが3回続いている、当然のごとくに私の心は舞い上がっている、で、銃を持ったらその寝屋に直行です。やはり居た。婚姻色が出て、かなり白くなっている。
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7羽から駆除した数だけ減っている。この時期10羽から20羽位の群れが通過していきます。居座らせないように駆除するのですが、この群れは最初に大きい2羽を駆除しました。それが移動中の群れのリーダーなら、残された若鶏がリーダーが帰ってくるのを律儀に待っているのかもしれない。最後の1羽です。嘗て、つがいの1羽を駆除したら神に守られた残った1羽は弾が当たらず長い間寂しそうに1羽だけで過ごしていた。で、神に守られた最後の1羽を作らないためにも、この1羽は外すわけにはいかないのです。フロントフォーカス60ヤード、倍率16倍、3ミル上で照準を合わせる、少しぐらつく、3回照準をやり直した。今回は私が神に守られているようです。エアーライフルの天敵は風、ほとんど影響しそうもないようなそよ風が吹いていた、その風さえ止んだ。
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眠っている。パシューン。一瞬硬直したように見えた。そのまま落下。
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撃たれたことに気付かないまま仲間の所に旅だったようです。
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で、肝心の鮭の稚魚が守れたか問題は、怪しいまま終了しました。川鵜の場所もアオサギに占拠され、え、アオサギの群れが現れた。天神川水系でアオサギが群れるのはこの時期だけで、コロニーに入る直前に集結するのです。昨年コロニー前の河原の大集結を3月20日に目撃しました。撮影前に飛ばれてしまい、今年こそはいい映像を撮りたいと思っている。が、高齢者はすっかり忘れていたのです。慌てて飛んで行く、まだいない。が次の日には居たのです。
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とっても少ない。昨年はこの河原全体を埋め尽くしていたのです。これから増えて来るさと高をくくっていたら翌日連絡が、もう崖の上の木に上がってしまったよ。アルバイト仕事を終えると、大急ぎで飛んで行く、
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前日まで崖上の木には1羽も居なかったのに、コロニーが出来ていた。で、河原には1羽もいない。今年は大集結がなかったのだろうか、どちらにしても3月20日前後にあることが分かった、来年こそは絶対に撮影してやると今から意気込んでいる。が、覚えていられるかとっても不安なのです。









by fusco179 | 2019-03-21 00:11 | エアーライフル | Comments(0)
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退職と同時に始まった迷走する日々の記録

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