人気ブログランキング | 話題のタグを見る

定年後は忙しい

危なかった!とミサゴに感激です。

 一昨日は罠廻りと川鵜の駆除に出掛けました。先日から蜂対策で白色Tシャツの出来るだけ絵柄の小さいものを着るようにしている。白色には蛍光塗料が入っているので紫外線の見える鳥たちにはとっても目立つんだろうな。と思いつつも黄色スズメバチの攻撃にさらされて以来必ず白を着る。
 最初の溜め池、銃座の木越に見渡すと、見慣れない鳥がいる。一本飛び出た枝の上、濃い茶色の体に白っぽい頭、絵になる。
危なかった!とミサゴに感激です。_f0323238_22251905.jpg
しばらく眺めていたら、顔を向けた。見つかったか!慌てて頭を引っ込める。
危なかった!とミサゴに感激です。_f0323238_22260837.jpg
今度はそーと頭を上げて覗いてみると、こちらを見ていた。が、飛ばない。
危なかった!とミサゴに感激です。_f0323238_22264611.jpg
猛禽類の眼の倍率は通常の鳥の倍はあると本にあった。つまり15倍の双眼鏡と同じ、なら、迷彩服に迷彩帽で隠れていても見つかっていると思う。敵と見なしていないのか飛ぶ気配はない。急に近くで見たくなった。ゆっくり音を立てないように斜面を下る。小道の枯れ葉のない所を歩いて音を出さないように近づく、30ヤードで飛ばれてしまった。どうせ相手にはバレバレなので30ヤードが限度だったのかも知れない。もっと近くで見てみたかったのですが仕方がないと諦めた。後で調べてミサゴという名の鳥だと知った。川鵜の駆除を始めてから鳥を見つけると必ず種別と飛ぶ方向を確かめる癖が付いている。で、記憶を辿って探してみたがミサゴを見たのは初めてだと思う。それにしてもとってもかっこのいい鳥だと思えた。
 次の溜め池、銃座の木越に覗くと、
危なかった!とミサゴに感激です。_f0323238_22273257.jpg
止り木は白鷺で超満員、これでは川鵜は入れない、川鵜は白鷺に場所を譲るのです。ここにはもう1か所銃座がある。白鷺にいつもの場所を取られた川鵜が止まる木が100ヤード位離れたところにあるのです。そこで待つ。とっても暑い。森の中は風が通らない。汗が噴き出る。我慢できないで迷彩服を脱いだ。最近分かったこと。蚊は、近くにいる蚊を駆除すれば場所を移動しない限り寄ってこない。で、一気に殺虫剤を撒く。長時間留まるので少し広範囲に撒いておいた。昨日は1時間位待った頃に現れ3羽落とせた。警戒されて連日落とせたことはあまりない。
危なかった!とミサゴに感激です。_f0323238_22283128.jpg
二股に分かれた結構大きな木の間から正面の白く輝く枝に止まる川鵜を撃つ、距離25ヤードまず外れない。2時間待った。現れない。今日はダメだと諦めかけていたその時、バサバサと羽音が聞こえた。同時に川鵜が枝に止まり、周りを見回している。帰ろうとしていたので準備が出来ていない。全く動けない、何時も通りに動きを凍らせて、その時、ハッと気づいた。白色Tシャツで立っていた。慌ててしゃがむ。見つかってしまったのだろうか。もう迷彩服を着ている暇はない。弾を込め、銃を向けて木の陰から顔を出す。背中を向けているチャンスだ。と思った瞬間、撃つより先に飛ばれてしまった。やっぱり気づかれていた。
  猪君とんでもない奴です。何で今まで罠に掛かっていたのだろうと不思議に思えることが発生した。要請を受け罠を設置した畑。罠を設置した後の方が被害が大きくなった。罠を避けて毎日違う方向から進入する、トタンの柵も色々場所を変えて倒して入っている。入ろうと思えば何時でも入れたのに今まで入っていなかったと思われる。猪の意地のようなものが感じられる。意地対意地のぶつかり合いになっている。罠も2個から、かき集めて5個に増やした。それでも方向を変えて進入され罠をもっと増やす必要に迫られた。で、効率の悪い関所罠を外してここに移動しようと考えた。
危なかった!とミサゴに感激です。_f0323238_22295072.jpg
 黄色矢印に罠がある。車を止め、荷台にある鋸鎌を取ろうと、車から出て後部ハッチバックドアの後ろに立った時、不意に蜂の羽音が聞こえた。車を降りた時には蜂の気配は無かったので、びっくりして振り返ると大きな蜂が一匹向かってきた、しゃがんでかわす、今までならかわすだけ、が、今はたとえ一匹にでも刺されてはいけない大切な時、刺されないようにしゃがんだまま急いで運手席ドアに走った。ドアを開け、蜂の位置を確かめようと後ろを振り返ると、頭上に数匹の蜂の塊りが見えた。あわててドアを勢いよく閉める。車内を確かめる、蜂は車の中に入ってはいないようだ。が、ドアを閉めると同時に車の屋根やボディからコン、コン、コンと絶え間なく何かがぶつかる音が聞こえ始めた。蜂が車を攻撃している。車の廻りは無数の蜂が飛び回っている。蜂の増援部隊は赤色矢印の辺りから向かってくる。
危なかった!とミサゴに感激です。_f0323238_22304694.jpg
かなりの数だ、20,30匹という程度の数ではない。車で良かった歩きだったらひとたまりもないと思う。車に入られたらとの不安で殺虫剤を構えて待っていたが一匹も入ってこない、蜂が入れないと思うと、急に強気になった。蜂がどこから来るのかちゃんと確かめようと思い少し車を前に出した。
危なかった!とミサゴに感激です。_f0323238_22314628.jpg
蜂は車を追いかけている。一匹窓に張り付いた。絶え間なく車の廻りを本当にブンブンという羽音を響かせてかなりの速度で飛んでいて、どの窓を見ても蜂だらけという状態になった。動きが速すぎて写真には写っていなかった。しばらくしてコンコンという音は聞こえなくなった。
危なかった!とミサゴに感激です。_f0323238_22322663.jpg
蜂の塊が飛んでくるがそこに何があるのか良く見えない。で、車をUターンさせた。ここは道が狭く一度脱輪している、今脱輪したら蜂が寝静まる夜まで救援は呼べない。と不安が頭をもたげたが好奇心が勝った。無理矢理廻った。で、見つけた。
危なかった!とミサゴに感激です。_f0323238_22333316.jpg
オオスズメバチの巣の出入り口が軒下にある。
危なかった!とミサゴに感激です。_f0323238_22341767.jpg
どれくらいの数の蜂が巣の中にいるのだろうか。軒下全体に巣の外壁が見える。1間四方の農機具小屋の屋根裏全体が巣になっているように思える。とっても巨大なもの。ひっきりなしに出入りしている。出入り口の蜂の数も頻繁に変化する。
 今回は車の近くで襲われたので偶然に助かった。今まで新聞に載っていたスズメバチの襲来で亡くなる人の話は、遠いところの他人事だと思っていました。今年黄色スズメバチに刺されるまで何の準備も知識もなかったのです。しゃがんで待避すれば事なきを得ると単純に信じていました。今は黄色スズメバチに謝意を伝えたい気持ちです。黄色スズメバチに刺された経験から、今回は白色Tシャツで一匹見つけた直後に素早く車に逃げ込めました。今までなら、黒色Tシャツを着ていて、一度に何カ所も刺されていたかも知れない、素早く車に逃げ込むことも出来なくてまともに襲来を受けてしまっていた可能性が大なのです。本当に命も危なかった。黄色スズメバチさんありがとうです。ここは、年に1匹捕獲できる程度の関所罠、空引きも発生しないので車の中から見る方が多い。たまに車から降りることもあるのですが、最後に降りたのは1か月以上前のこと、その時はスズメバチは見ていない。今までもここでスズメバチを見たことはない。何時巣を作ったのだろう。
危なかった!とミサゴに感激です。_f0323238_22355604.jpg
こんなのに大群で襲われたらひとたまりもありません。しゃがんで回避するとか、走らないでゆっくりさがるとか本にはありましたが、実際に襲撃を受けて分かったことは、攻撃を全く予測できないこと。大群が電光石火で攻撃してくるので、生身での回避は無理だ。ということです。
 1~2匹が廻りを飛び回るのは追い払う為の警告のようです、それで今まで何度か遭遇しましたが退避することで事なきを得ています。が、攻撃は別物です、今年の攻撃2回は無音です、警告はありません、実際に攻撃を受け、回避の難しさを知りました。スズメバチ用の殺虫剤で攻撃を和らげられる可能性はありますが、何時でもすぐに使えるようにしていないと間に合わない。山に入る際、既に蚊用の殺虫剤スプレー缶を1本携行していて結構邪魔になっている、さらに大きい蜂用のスプレー缶を入れるスペースがない。特に危険を感じる場所にだけ持って行こうと思います。車に1本積んでおく必要はあると思います。それと、暑くても山中を走る車の窓は、開けてはいけません、逃げ込めるのは車しかないのですから、蜂に入られたら一巻の終わりです。
 今思いつく一番の回避方法は、山に近づいたらスズメバチのことを常に頭に浮かべて、山の中でスズメバチを見つけ出すように心掛け巣に近づかないことです。一匹見つけても要注意です。今回のように巣に近づきすぎているのかも知れない、脅かさなければ攻撃されないもダメです、驚かすつもりなど全くないのです、知らないうちに近づいていてそれに気付かない、で、攻撃を受けて初めて気付いてもすでに手遅れなのです。神経を研ぎ澄まして見張り蜂が気付くより先に巣を見つけ出さなくてはなりません。今でもコンコンコンと連続に響く車にぶつかる攻撃音を思い出しますが、かなりの回数響きました。生身であれを受けたら生命に危険があると思います。襲われたら走って巣から離れるのが良いと思いますが、巣の位置が分からないと逆に近づいてしまう可能性もある。しゃがんで回避しようとして巣の前だったら今回のように逆に総攻撃を受けて何十か所も刺されて生命の危険が迫ります。
 いろいろ書きましたが、オオスズメバチがどこに巣を作るかはわかりません、生身で遭遇したら、結果はオオスズメバチの気分次第という運まかせです。安全を確かめるまで車から出ないのが一番いいのです。が、罠を仕掛けに、銃座を作るために森の奥に入らなければならないのです。初めて入る場所は今までもそれなりに警戒して入っています。今回襲われた場所は3年前から通っている場所で、襲われるまでオオスズメバチが居ることさえ気づいていませんでした。遭遇したことのない場所なのです。そこが、ある日急に命に係わる危険地帯になるのです。恐るべしオオスズメバチなのです。
 今年の秋は耳と眼のアンテナを張り巡らせて警戒を怠らず、殺虫剤を携行して、巣に近づかないように気を配り、一匹でも見かけたらそこを離れる、方向を変えて離れない、来た道を戻る。で身を守ろうと思います。
地区の方に連絡して小屋の所有者に駆除をお願いした。私の知っている近くに畑を所有する農家の方、何日か前に犬の散歩で通ったけれど気付かなかった。とのこと、スズメバチの巣のことを近所に知らせてとお願いしておいた。





 


 




by fusco179 | 2017-08-27 22:52 | | Comments(0)
<< 28フットポンド止め刺しは10... 苦節5か月と唖然の鹿 >>



退職と同時に始まった迷走する日々の記録

by 中部
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
最新のコメント
検索
ブログパーツ
最新の記事
今年も最強に成れなかった
at 2023-12-23 22:36
奇跡です
at 2023-09-12 13:16
何か変です
at 2023-05-06 14:36
獲れないではないのです。いな..
at 2023-03-11 10:37
もう待てない
at 2022-12-14 22:03
知らなかった
at 2022-05-13 14:14
奇跡の蜂と柿
at 2021-12-07 13:58
大鹿には通用しない6.35mm
at 2021-10-09 23:53
我が家の庭から羽音が消え淋し..
at 2021-09-21 13:05
ようやく判明しました。
at 2021-07-26 23:54
外部リンク
ファン
ブログジャンル
画像一覧