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定年後は忙しい

今年も最強に成れなかった

 例年大鹿は1匹掛かればいい方でエアーライフルで倒せなくてもあまり気にしていませんでした。今年は例年より少し早い9月に1匹目が掛かりました。林道を少し下った辺りの罠だったので、上から下方に向かって撃つことが出来ました。上からだと額に直角に当てられるので、上手く当てれば倒せる可能性もあると思っていました。が、予想に反し額の毛がほとんど飛び散った19発目にやっと倒れたのです。角は4本に分かれているので4歳は越えている大鹿なのですが、角が小さくて立派じゃなかったので、未熟な大鹿だったので倒れたのだろうと思えました。
 10月に2匹目の大鹿が掛かりました。こやつ近づくまでは置物のように微動だにしなかったのに、銃を肩から降ろした瞬間に、走り出し、バキーンという大きな音を静寂に包まれた杉林に響き渡らせると、足元に飛び跳ねる松葉バネとワイヤーを引き連れながら走り去りました。猪君相手では今まで折られたことの無い太さのとっても固い杉の木の根を、根付にしていました。大鹿のパワーは別物の様です。
 10月中に3匹目が掛かりました。罠は急斜面の上です。下から上方に向かっての射撃となります。上から撃っても倒れない大鹿を下から撃っても可能性はありません。半分諦めムードで20発発射、額に半分、目と角の間の三半規管を狙って残りの半分を撃ち込みましたが効きません。諦めてバットを握りしめて、にじり寄ると途端に大ジャンプ。ドッ、ドッと大きな足音を残して走り去りました。不思議なのですが、4mm6x24のスチール製のワイヤーが切れていました。猪君なら斜面で転がってワイヤーをねじ切ることは考えられるのですが、大鹿が転がるとは考えていませんでした。切れた原因は分かりません。鹿は竹と笹が茂った谷の下方向に逃げています。耳を澄まします。カーン、バネが竹に当たって音を出しています。ワイヤーが笹に絡み付いて止まるかも。ほんの少しの希望を抱いて銃を肩に担ぎ、バットを握りしめて斜面を笹薮に向かって下ります。枯れて倒れた竹を笹が補強した最強のバリケードを、ひーひー言いながら乗り越えていきます。音を頼りに追いかけて、それは突然でした。背の高い笹で視界がほとんどない状況で目の前に角が見えました。動けなくなってじっとして隠れていたようです。銃を降ろしてバットを持って、気持ち的には飛び掛かっていました。が、現実は3m位の距離でも倒れた竹で全く近寄れません。急に鹿が暴れ始め、カーン、バキバキと大きな音を立て始めました。竹をくぐり、倒れた竹を跨いでもう一歩と近づけた時、ドーンかドスか大きな音を立てて鹿の体が高く舞い上がりました。バキバキと笹を押しのけて斜面を登って見えなくなりました。逃げる鹿を見上げるのが精一杯でした。私の方は気力も体力も燃え尽きていて、もう追いかけることも出来ません。その上帰路が分からないのです。時計を見ると1時間30分くらい追跡していたようです。取敢えず尾根を目指して登ります。太陽の位置で方位を確かめることが出来ます。以前迷った時からしばらくはコンパスを持っていたのですが、時とともに車の中の置物になってしまっていました。降りた時の倍の体力を使って見通しの効く杉林の尾根に出ました。方位を確かめようと太陽の方向に顔を向けた時、夕日を背にした鹿のシルエットが見えました。偶然なのか私の動きに合わせて様子を見ていたのか、尾根の先でじっとこちらを見ています。不思議な感覚です、追いかけ続けていた獲物が目の前にいるのに全く追い掛ける気が起きません。私が尾根を上の方に登り始めると、大鹿君追跡者が諦めたことを知って嬉しいのか、羽ねでも生えたのかと思えるくらいに高くフワフワと飛び跳ねながら尾根を下っていきます。とこが、見た目とは大違いなドスドスという大きな音を響かせています、まるで空飛ぶ馬です。その姿を見ながら、ふと、頭の中に馬鹿という言葉が浮かんできました。馬鹿とは馬と鹿の馬鹿力のことなのでしょう。すさまじい力を見せつけられました。やっぱりバットでなく鹿はエアライフルで倒す必要があるようです。
 9月の鹿を掘り出しました。19発目の弾痕があります。上から撃っている筈なのに斜めに入っています。垂直に入っていると思っていました。同じ辺りに何発も当てています。
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骨を貫通した弾と弾かれた球の違いが分かりません。上方から額に垂直に近い角度ならうまく行くと思えますが、角度だけではないようです。で、貫通力の高いホーネットを購入しました。6.35mm用が出ていました。
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大猪も大鹿も骨の厚みは変わらないと思います。骨を包む皮の厚みが鹿はとっても厚いのです。その上大鹿には額の毛の上に、更にふさふさの毛が生えています。2重の防衛線で守られているのです。ホーネットならふさふさの毛をかき分けて皮を切り裂いて骨に到達できると考えています。鹿に対しては最強の弾丸だと思います。
 ホーネットが到着してからは、しばらく大鹿は掛かりません。しびれを切らしたころに、ようやく大きい鹿が掛かりました。
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ですが、4本に別れた角が小さいのです。
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額のキャップもありません。不完全な大鹿です。一番高い位置にある罠なので水平撃ちになります。慎重に狙って撃ちます。隠れるところも無くて銃を構えたまま、鹿君の目の前に立っているので、興奮して動き回って撃てないでいました。ようやく何発目かに額に着弾、途端に倒れました。すかさず飛び出して、弾倉に残っていた2発を額に撃ち込みました。
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1番の出血している弾痕が1発目で、この銃撃で倒れました。2発目3発目はなぜ出血していないのかはわかりません。写真を整理していて気が付きました。1発目が貫通したので、2発目3発目とも貫通していると思ってしまっていました。掘り出して確かめる必要を今感じています。
 6.35mmm45フットポンド、ホーネット使用で大鹿は倒せます。が、本当の大鹿はまだわかりません。最強の大鹿を倒すのは来年の目標になりました。
 三半規管の位置を調べてみましたがよく分かりません。横から目の後ろや耳の下辺りをずいぶん撃ちましたが倒れません。骨で言うと、
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2重〇の辺りだと思うのですが、倒れません。ところが後方から見てみると、
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骨で守られた空洞がありました。合っているかどうか自信はありませんが、ここに三半規管が隠されているなら、目の後ろを斜め後ろから撃てばいいことになります。耳は角の後ろにありますので、耳を撃っても痛がるだけで、そこには何もないと思えます。試してみる価値はありそうです。合っていればこの方法でも最強に成れます。
 暇を見つけては鰻釣に出掛けました。
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昨年の何倍もの回数出掛けたのに、釣果は1匹だけでした。ウナギの当たりもないので時間つぶしにルアーを投げていたらシーバスが釣れました。釣れる時には70cm以上が立て続けに釣れる。洗いにするしか知らなくてすぐに飽きると思っていたら、アヒージョという料理を知りました。作るのが簡単なうえにとってもおいしい。大きな70cmより50cm位が持ち帰りも料理も楽なので、来年の目標は鰻からシーバスになりました。

# by fusco179 | 2023-12-23 22:36 | エアーライフル | Comments(0)

奇跡です

 狩猟を10年も続けていると自然に慣れてくるというか、体が勝手に反応するようになるようです。今までは注意してみないと見つけられなかった雑木林の落ち葉に隠れた蛇も、視野に入るだけで意識はしていないのに勝手に歩いていた足が止まります。なんで足が止まったのか分からないまま足元を見ると、そこに蛇が居るのです。
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日向ぼっこをしている様に見える。危うく踏みつけるところでした。見廻り道のど真ん中で寝ています。暫く見ているとようやく私に気付いて、山側ではなく、邪魔だと言わんばかりに私の足元をゆっくりと通り過ぎて田んぼの方に消えて行きました。
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毒蛇ではないので全く不安は感じません。むしろ、これは自慢できることだと心がうきうきしています。が、大変なことが起き始めました。足が止まる、足元を見るが何もいない、また足が止まる、やはり何もいない。が、頻繁に起き始め、で、足が止まった時によく観察すると、曲がりくねった1本の落ち枝、曲がりくねった木の根がそこにあるのです。蛇に似たものすべてに反応しているようなのです。反応の感度が上がり過ぎてしまったようなのです。足が止まり一瞬ドキッとして足元を見ても何もない。を繰り返すことに疲れてしまいました。自慢するどころの話ではないのです。車を運転していてもそれは起きます。
 罠の巡回中に、足がアクセルペダルから勝手にブレーキペダルに移動して減速しています。何が起きたと目を凝らすと、道路際の水田に見慣れない大型の鳥を見つけました。この鳥に反応したのかと、車を止めて観察します。一見白鷺のように見えますが首の形状が違い頭の形が青鷺でもありません。お尻が黒いコウノトリか?一度お尻が黒く汚れた白鷺をコウノトリと勘違いしたことがあるので、慎重に観察します。距離は15mくらい。窓を開けて車のありとあらゆる音を消します。今までは双眼鏡でしかコウノトリは見たことがないのです。
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間違いなくコウノトリだと確信。
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この時初めて嘴も黒色に近いこと知りました。隣りの県で何年か前に誤射があったのですが、しっかり狙っていたら誤射は起こりえないと思えました。それくらいに、普段見慣れた鳥達とは違った外見をしています。刺激を与えてはいけないので音を押さえてゆっくりと車を進めます。直近んで撮影したい気持ちを押し込んで、丁度こちらを向いた結構怖い顔のコウノトリを目に焼き付けながら横を通り過ぎました。前から乳母車を押しながらコウノトリに向かって歩いていたご婦人、急に方向を変えてUターンをした。何か失礼なことをしたのだろうか。田んぼ道の真ん中に急に車を止めて、更にゆっくり発進して近づいたので不審者と思われても仕方がないのです。誤解を解こうと声を掛ける。「コウノトリがいますよ。」即答だった。「知っています。写真を撮るのに携帯を忘れたことに気が付いて急いで取りに帰るところです。」古くなって、でこぼこの舗装路を乳母車が走る。ちびっこの姿は見えないが、将来ロデオのチャンピョンだ。等と妄想を膨らませながら、車を発進させた。近づいてはいけないことになっていて、双眼鏡でしか見たことの無いコウノトリを偶然間近で見れるとは、これは奇跡の出来事なのです。
 奇跡と言えば、先日の大きな台風の後、河原の雑草がなぎ倒されて河原は歩きやすくなっていた。川鵜の群れを見つけた。花火でも逃げないと連絡を受けている群れに違いないと判断して撃つことに。
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左に散開している川鵜の群れは地付きの群れで近づくまでに飛ぶと予想し、右の新参と思われる群れを狙う。河原に降りる。激流に揉まれた雑草は、砂時計に使われているような非常に目の細かな砂で覆われている。咳で川鵜を飛ばさないように手で砂を振り払いながら進む。手に何か刺さった。天敵の野薔薇が生い茂っている。砂と泥で雑草と見分けがつかなくなった野薔薇を避けながら進む。ようやく射撃位置に着いた。予想通りに左の群れは飛び去ったが右の群れは残っている。銃をケースから出し弾倉に弾を込める。いつも思う。なんで、FXは弾込めがこんなに複雑なんだろう。で、いつものように1発目の弾を手からこぼして落としてしまった。何時もなら草に紛れて見えなくなってしまう弾が見えている。背の高い雑草の下は砂の絨毯に覆われていて落ちた弾は埋もれないでよく見えていたのです。やった儲けた、弾を1発無駄にしないですんだとあわてて拾い、息を吹きかけて砂を吹き飛ばして弾倉に込めた。
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距離は70ヤード、銃を支える物がない、立射での70ヤードはBPでも難しい。
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で、右端の一番群れている辺りを狙うことにしました。当てられない時には、弾の飛翔音を聞かせます。驚いた川鵜が花火の音でも飛び立つようになるのです。狙いを定めて引き金を引く、発射音が鳴らない。コッキングレバーが飛び出した。初めて経験する事象です。コッキングレバーの引きが弱かったと咄嗟に考えた。河原で川鵜を撃つ時には、引き金を引くまでは、音を立てずスローモーションで、動くものに非常に敏感な川鵜に気付かれないようにするのですが、一度引き金を引けば電光石火で行動しなければ2発目は撃てないのです。慌ててコッキングレバーを強く引き直して撃つ、同じだコッキングレバーが飛び出した。コッキングレバーの不調だと思い何度か引き直して地面に向けて発射、またコッキングレバーが飛び出した。そこで、ハッと気が付いた。弾倉を外していない、銃身に弾が詰まってしまう。慌てて弾倉を外す。ブシューッとエアーが漏れた。弾倉は空になっていた。5発も銃身に弾を詰めてしまったのです。がっくりと肩を落とし、落とすつもりはないのです、本当に肩に力が入らなくなるのです。川の方を見ると川鵜の最後の1羽が飛び立つところでした。その様子をぼんやりと眺めながら多重装填に気付かなかった自分を責める。これから先、当分の間銃が使えなくなる。狂った猪にバットで立ち向かう。想像するだけで足がすくむ。今度は急に体が重くなった、鉄の錘に変わった心臓が地面にドスンと落ちる音が聞こえる。銃をケースに戻し河原を車に向かって狂ったように突き進む。足が止まった、野薔薇が足に絡み付いている。そうっと野薔薇を引っぺがし、短気では野薔薇には勝てないなと痛い足を引きずりながら車に戻って、銃砲店に電話を掛ける。「5発も詰めた?3発でも固着して難しいのに5発となると、やってみないと分かりませんが、うちでは駄目で東京に送らないといけないかもしれません。弾を取り出すのは個人ではまず無理だと思います。」だった。更に肩から力が抜ける。何もやる気がしなくなったので家に帰る。銃を眺めながらしばらく考える。私がいじって状況が悪くなってもいけないが、グリーニングロッドを打ち込むくらいで銃身が傷つくこともないだろうと考えた。逆に東京に送ると修理期間は想像以上に長い、新たな銃を買った方がいいくらいなのです。思う存分いじってから修理に出すことに決めた。銃口を上に向けてクリーニングロッドを差し込む、ほとんど入らない。1発目は銃身の先端で止まっているようです。ロッドを入れた手に力を込めて銃床を絨毯に叩きつける。床に弾が2発転がった。やったー。急に気分が楽になる。ロッドを持つ手にさらに力を込めて何度もたたく。ロッドを持つ手が急に軽くなった。銃を振ると弾が3発出てきた。エッ、エエッ、全部出た?確かめようと銃口を覗く、螺旋が綺麗に見える、弾はない。急に心が空気のように軽くなって大喜びで銃砲店に電話を掛ける。「5発で弾が出たのですか?2発3発でも固着で出せなくて苦労するのですが、5発で出たなんてそれは奇跡です。」だった。
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上の弾にロッドの跡がついているので先端に詰まった弾です。残りの弾のつまった順番は分かりません。
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砂の付いた弾は水洗いしてから使いましょう。くれぐれも弾は清潔に。重大な故障を招く危険があるのです。
 奇跡のおまけです。しばらく前の話、小学校の近くの罠に猪が掛かっているので早急に処理してほしい、と電話が鳴った。其処は高齢者、予定もないので「あいよ」と二つ返事で飛んで行く。電話で聞いた場所を探すも猪もいない、サークルも無い、場所を間違えたと近くの罠を探す。この時すでに浮足立っていました。見付けた。小学校と保育園を繋ぐ道に仕掛けた罠にサークルが見えます。注意しながら猪を探す。もう一度探す。
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大きな穴の無い浅いサークルで隠れる場所などないのに猪が見つかりません。朝夕は車も結構通る所なので、車に怯えて走り回り足を切って逃げたな。と勝手に解釈。判断の早いのも、さすがの高齢者なのです。罠の回収に向かう。ここの罠には暫く猪が掛かっていないので、根付の位置もすでに記憶にはありません。罠の近くには木が1本しかないので、その木の根元に括ってあると、一般論で考えた所を探すもワイヤーは見当たらない、ワイヤーを探していたので常に下を見ていました。木の周りを何度も回り、埋もれていないかと土を掘り起こしながらバネとワイヤーを探しましたが見つかりません。探し疲れて顔を上げて固まってしまった腰を伸ばしたその時、それは、目の前に何処からともなく現れたのです。なんでそれまでに気が付かなかったのかと不思議です。もうそれ以上は伸びないだろうと思われるほど強く張られた1本のワイヤーが、目の高さで木から急斜面に向かってまっすぐに伸びています。この時点で頭は既に状況を理解して、額に冷や汗を浮かべています。心はまだ決心をためらっています。恐る恐るワイヤーの先端を凝視すると大きなお尻が見えました。
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ワイヤーを一生懸命引っ張りながら、頭を斜面の草に突っ込んで隠れています。
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反転していつでも私を攻撃できる状態でした。下を向いて警戒を解いた状況で、結構長時間ウロウロしていましたから、攻撃されたら大けがも予想できる状況でした。全身が緊張で硬直してしまい直立不動のまま、猪のお尻を見ながら、音を立てないように注意しながら少しづつ後退り、サークルを出たところでほっと一息です。よく見ると掛かった猪が道から見えないように、木の高いところに根付を取ってワイヤーを短くしていました。通学路ではないのですが、子供達を乗せた車が通ります。
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矢印辺りに括っていました。予想通りに猪は道側にはほとんど出ていなくて山側の斜面を掘っています。この猪は本当に静かです。
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最後の最後まで動きませんでした。怪我をしなかったのも奇跡のおまけです。
 今年もキジは撃てません。めったに使わないゴルフ練習場、練習を始めた途端に何か茶色で動くものが見える。この練習場を使っている人たちは良く知っているのか、途端に練習が中断されました。目を凝らすと最初にキジの雌が見えました。ゆっくりと110ヤードの看板のある丘に登って周りを見回しています。
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次に窪地から5匹の雛が現れました。急ぐでもなく悠々と練習場を横切って行きます。
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キジ達が練習場の外に出てようやく練習再開です。
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慣れた散歩コースなのかキジの動きもスムーズで、カメラを構えてワッワッと騒いでいるのは私一人、周りの人はキジが通り過ぎると何事もなかったかのように練習を始めています。とっても恥ずかしい。可愛いキジ親子に遭遇して、今年もキジは撃てそうにありません。

# by fusco179 | 2023-09-12 13:16 | Comments(0)

何か変です

 桜は例年通りに咲いている。
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梨の花にも異常は見られない。
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心を和ませてくれる、何時も通りの山です。
 蜜蜂も4月に入ると探索蜂が飛び回り、私の作った待ち箱にも、2度たくさんの探索蜂がやってきた。2度目は50匹を超す蜂がやって来て、箱の出入り口を何十匹も蜂が出入りして箱を調べ、何匹かは箱にたかって休んでいる。探していた次の住処が見付かって安堵しているのだろうか。
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翌日には間違いなく本隊がやってくるだろうと期待に胸を膨らませていました。が、2度とも翌日に蜂は1匹もいなくなってしまったのです。1度ならず2度までも梯子を外された気持ちです。蜂は飛べるからいい、梯子を外された私目は奈落の底へまっしぐら、どん底状態なのです。何をする気も起きません。昨日の見廻り探索バチ発見、久しぶりの探索バチを見て心が躍る。が、探索バチが群がっていたのは知り合いの箱、その後回った私の箱は静かにたたずんでいる。少し上を向いていた心が奈落の底に落ちて行った。
 蜂に見放され、人生最後の相手は猪と鹿、が、全く出て来ない。仕方がないので農家の方を見つけると手当たり次第に声を掛ける。猪や鹿の足跡を見たことはありませんか?反応があった。竹藪に掘った跡があるとのこと。飛んで行く、で、見た光景は、
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大きな筍を倒して根っこを食べている。
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更に先端部分も食べている。
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結構大きな筍を全部食べている。今まで地面から頭を出した筍を猪が食べた跡を見たことがなかった。頭を出す前の、地面の中の柔らかな筍だけを食べていた。嘗て地面から頭を出した硬い筍だけしか食べれない人間はかわいそうだ。と、竹藪の奥から呟いている猪に向かって、人間には料理という知恵があるんだよ。と言い返していた。その猪が硬い筍を食べている。何が起きているのでしょう。何か変です。
 今年はアユの遡上も順調らしく、例年なら通り過ぎる川鵜の群れが居座ってしまった。川鵜の数とアユの遡上数は比例しているようです。
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川で撃つのは大変で数撃つ場所は、寝屋です。白鷺のコロニーに夕方やってくるところを撃ちます。群れ毎にやってくるので先頭の川鵜が木にとりついた瞬間を狙うと、うまく行けば2番目の川鵜も落とせます。
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毎日見に行って、川鵜がどの枝にたかるかを確認しておきます。当初は山に入って斜面側から木を見上げると、どの木だったのか皆目見当すらつきませんでした。馴れた今は、事前に落ち葉を踏まないように、落ち葉や枝を取り除いて道を作り足音を立てずに決めている射撃位置に着けます。銃の出力はMINにすると50ヤードくらいまでは十字の照準で当たるので外すことはほとんどありません。木の葉と枝が時々弾を払いのけてしまいますが、10ヤードまでの枝に注意をすれば当てられますし、スコープの視野のゆがみにも対処できます。命中率は90パーセントを越えています。が、仲間が撃たれたことを知った川鵜は寝屋に帰って来ません。昼間の川鵜を落とすと、夕方、他の群れが寝屋に帰ってくるまでの3~4時間は、目の良い青鷺に見つからないように待たなければなりません。これがなかなかつらいのです。で、夕方、川鵜が帰ってくる少し前から待ち伏せて先頭を撃っていました。それなりの成果はあったのですが、最近は、グァグァとコロニーの中で一番低音の川鵜の声を聴いて、帰ってきたと声の方向にある木を見に行くのですが、姿がありません。川鵜が止まる木全てを確認しても見つかりません。山を下りて対岸から双眼鏡で見ても確認できませんでした。昼間見に行くと何羽かいるのが分かるのですが夕方は1羽も見つけられません。以前、日没を過ぎると撃たれないことを学習し、暗くなってから寝屋に帰ってくる時もありました。現在は大抵の川鵜は夕方を避けているようですが、何羽かは帰って来ています。止る枝の位置を変えたのでしょうが、なぜか、止まる前にグァグァと声を出します。以前は仲間に帰ってきたよと声を掛けていると思っていたのですが、川鵜1羽の時でも声を出します。白鷺や青鷺に挨拶しているのでしょうか。見付けられて撃たれるのに声を出します。律儀です。
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最後に残った川鵜君だけが今の私の相手です。

# by fusco179 | 2023-05-06 14:36 | Comments(0)

獲れないではないのです。いないのです。

 1月2月の捕獲数は昨年の5分の1に減った。で、足跡を探してウロウロと歩き回っても、全く見付からない。自分で決めた猪を誘き寄せるので糠は撒かないというポリシーも投げ捨てて、耕作地から離れた山の中の罠に撒いてみたものの、糠を踏む足跡は小動物のものばかりで効果は見られなかった。1月に1か所鹿の足跡、2月に2か所の猪の足跡を見つけ大喜びで罠を移動するも、その後全く姿を見せない。獲れないのではないのです。いなくなってしまったのです。廃業の危機が迫っています。エアーライフルで止め刺しは出来るかを伝えたくて作ったブログも終焉の時を迎えたようです。
 危険と言えば、少し前のこと山道を歩く普通の服(農作業用の服を着ていないということです。)の老婦人を見つけた。車で追い越して山の奥に行く。罠を見廻って車に帰った時、丁度車の傍を通り過ぎようとしていた。時刻は夕方でとっても寒くなっている。老婦人の向かっている先は山ばかりで一番近い人家迄数キロあり、山の奥まで続いて、その先で行き止まりの山道が何本もこっちにおいでと誘惑している。声を掛ける、私がおしゃべりで誰にでも話しかける性格でよかったと後で思えた。家に帰るだが。と、しっかりした口調の声が返ってきた。が、その行先は10㎞位離れており、更に老婦人が歩いて向かっている方向の反対方向だった。直ぐに110番に電話する。猪が罠に掛かっていると農家の方が電話してくれても、朝早くて寝ぼけて聞いたことを差し引いても、罠を仕掛けた本人が間違えて探し回らなければならないくらい、目印の少ない山で位置を伝えることは難しいのです。山で困ったことが起きたなら、携帯の電池がなくなるまでに110番に掛けましょう、GPSで位置を確認してもらえます。パトカーが来た。パトカーが出発した頃には、罠を廻る元気が失せていた。どうせ掛かっていないと頭が叫び、なぜか心も同調してしまい、この時間にもしも掛かっていたら日没で銃は使えないし、一晩逃げられないかと心配しなくてはならないので、すごすごと帰路に就いた。
 先日の、乾いた雪が吹雪くとっても寒い日。罠を廻って車に戻ると雪の上に足跡がある。
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まず人に出会う場所ではない。不思議に思いたどっていくと、人家の無い方向からのものだった。
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何処から来たのだろう。老婦人のことが思い出される。車で追い掛けるも雪で足跡は消えてしまっていた。この辺りは山道を散歩される方がある。まさか吹雪の最中に散歩でもあるまいにと平凡な私目は思う。たまに車の通る道ならアクシデントがあっても助かることが出来るので、全くと言っていいほど、人が通らない山道での散歩は危険で一杯なのです。
 見廻りの途中にも危険はいっぱいで、今までうまく切り抜けてきているがこれから先は分からない。
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中央の枯れている大木、枝を3分の1落としているが、まだだいぶん残していていつ落ちてくるか分からない。最近は急な上り坂を全力で走って駆け抜けている。奴が私を地面にたたきつけるか枝が全部落ちてしまうかの戦いが続いているのです。山は危険に満ち溢れているのです。
 猪も鹿も相手にしてくれないので、今年こそはと日本蜜蜂を探す。既に梅は咲き始めている。朝早くに携帯が鳴った。目をこすりながら取ると、耳元で、蜂が来とるぜ!と携帯が叫ぶ。早う見に来ない。時間は午前7時前、農家の方はとにかく早い。行きます。と返事をして、一瞬うとうととして気が付くと午前9時を過ぎていた。定年退職者はこれくらいの時間に起きるのが普通なんだと、自分に言い聞かして後ろめたさをごまかして、慌てて、蜂さん蜂さんと口ずさみながら言われた場所に向かう。其処は昨年待ち箱を置かせてもらっていた場所、その際に日本蜜蜂のすばらしさをずいぶん熱弁したと思う。それで注意して見てくれていたようなのです。庭の小さな木にピンクの花が咲いている。早咲きの桜だそうだ。今年初めて気が付いた。蜂が居る。この辺りは西洋蜜蜂が多く見られる。動きが早くて判別できない。撮影する。何時もなのですが、ピントが全く合わない、偶然一枚ピントが合った。
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お尻が黒い、日本蜜蜂です。
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心が躍る。暫くするといなくなる。が、待っていると同じ蜜蜂かどうかわからないが、またやってくる。数が増えてきた10匹近くいると思う。蜂が入らなくても可能性はあると信じて昨年から置きっぱなしにしていた周りの待ち箱を全部回収した。掃除し誘引液を塗り4日後にお願いに上がった。いるかどうかドキドキしながら桜を見る。蜂はそこに居た。
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やはり日本蜜蜂だ。
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この日は5匹位の群れがやって来てしばらくするといなくなり、また同じくらいの群れがやってくるを繰り返している。そうなのか、巣に近い所は蜂の数はそれなりに多い。近くの梅の木を探す。距離は200m。
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一匹もいない。暫く待って見ても日本蜜蜂は現れなかった。で、この梅木の近くの箱は回収した。巣に近い所ほど蜂は多いと勝手に解釈し、桜の木の周り100m以内に3個の待ち箱を設置した。
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巣があれば3月であっても日本蜜蜂は居ると解釈を変え、今まで待ち箱を設置した場所の梅を見廻る。
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ここは居そうなものなのですが、いくら待っても蜂は来ない。ひっきりなしに来ては枝を揺らすのは、こいつ、
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メジロです。で、ここの待ち箱も撤去しました。
 桜は盛況で、数日後も日本蜜蜂の数は増え続けています。
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獲れないではないのです。いないのです。_f0323238_23455158.jpg
日本蜜蜂が数いるところの近くに巣があると考えるようになりました。日本蜜蜂を探してたくさんいるところに待ち箱を集中させるべきです。現在2か所発見、1か所に6個ずつ箱を置くことにします。1個でも入る時は入るのでしょうが、心が許さないのです。我が家の庭の箱に入った時も、10箱近くある箱の以前巣が作られていた箱ばかりに入り。どの箱が気に入るか分からないのです。できる限り形の違う箱を置くことにしたのです。日本蜜蜂がそこに居るから、藁にも縋る気持ちで、いろいろな箱を置いて1個気に入ってもらえばいいのです。蜂のいない所の箱はすべて撤去しました。今年こそはという意気込みです。




# by fusco179 | 2023-03-11 10:37 | | Comments(0)

もう待てない

 数年前にDELLのデスクトップを買った。低価格の機種なのにi5の自作機と同程度のスペックが記載されていた。自作機が結構サクサク動くので有名メーカーですし、自作機並みの機能を期待して購入したのです。
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期待に応えてくれたのは数か月で、すぐに動作が遅くなった。我慢して使っていたが、ネットのワンクリックの反応に1分を軽く越え始めた。とうとう堪忍袋の緒が切れて、サポートに電話をかける。サポート期間は終了していて細かなサポートは出来ないとのこと、windowsの再インストールをしてください、と繰り返すだけだった。自分で改善することにして、最初にDELLのサポートプログラムを走らせた。変わらない。次にネットで遅くなったコンピューターを早くする方法を幾つか探し出してすべての方法を試しても変化なし。半ば諦めて買い替えを検討していた。それでも諦め切れなくて、タスクマネージャーで起動時からの状態を見ていたら、常にハードディスクが100%稼働している。で、今度はハードディスクの100%稼働を軽減する方法を調べて実行する。市販のセキュリティプログラムも遅くなる要因らしい(自作機では何の問題も起こしていないのですが)削除してwindowsセキュリティを復活させた。すると、な、なんとすこぶる早くなったのです。ネットの神よありがとう。すべてネット情報で改善出来ました。が、しばらく使っているとまた遅くなり始めた。タスクマネージャーで確認する。ハードは100%稼働になっている、ハードを独占するプログラムは存在しない。マシンの性能のようです。カタログスペックにはハードをコントロールするチップのことなどは書かれていない。全てDELL専用なのでチェックプログラムが裏で走っているのか、最初からデータ伝送は遅く作られているのか、知る由もない。もう二度と安いDELLコンピューターは買わないことにしよう。もっとも自作機の方が安いのですが。高スペックのDELLも同じなのだろうか。
 不思議です。猪狩りを始めて丁度10年が経ちました。いまだに猪の動きは読めない。が、習性は少しづつ分かり始めました。11月の狩猟期間に入ると、罠に掛からなくなります。山に入る狩猟者が増えて警戒するのだと思っていました。が、よく考えてみるとキノコ狩りの人も秋には入っている。その時は捕獲数の減少は見られない。どこが違うのか見当もつかない。12月はさらに捕獲数が減少し、一気に空引きが増えるのです。
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猪君罠を見破っています。根付のワイヤーを掘り出し、筒を掘ってバネを弾いています。
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下のヌタ場が濁っていないので、ヌタ場には降りないで移動しています。以前あった、ここに来る獣道はすたれてしまい、私の見廻り道が新しい獣道として使われています。ここまでは私が踏み固めた見廻り道を歩いて来て、罠の所だけを回避してヌタ場に降ります。迂回した足跡を見つける度に、落ちている枝をその上にかぶせておきます。そうすると、罠のことを忘れてしまうのか、迂回が難しくなって仕方なくなのか、年に2匹はこの罠に掛かります。犬より嗅覚の鋭い猪君の鼻を欺くことは不可能だとようやく理解できました。一応手袋をして罠を扱い、罠も雨に打たせてから使っていますが、それ以上の注意は払いません。森に入れば、猪君には、私が通った所などバレバレなのです。で、私は罠を移動しません。罠に掛かった猪君が大暴れして、地形が変わっても、だいたい同じ所を通ります。猪が通る限り同じ所に罠を掛け続けているのです。数多く獲るには、新しい足跡を探してはそこに罠を仕掛けて待つを繰り返すことなのですが、土地の所有者さんとのトラブルや農家の方の畑を守るという目的から外れるので、それをやりません。それでも、猪君の、通りたいところは通るという習性を利用して、同じ所に掛け続けてもそれなりの捕獲が出来ています。コツは、罠の周りに落ち枝で絵を描くことなのです。
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 青空をキャンバスに、雲が面白い絵を描いていました。山の向こうは海です。雲に気が付いた時、波の蜃気楼が空に映っているのかと思いました。
 絵の描き方です。最初は、罠に通じる獣道に落ちている枝を取り除いて、獣道をきれいにします。罠周りに枝を置いて回避しづらくします。罠の前後10m、20m辺りから獣道を見て、枝分かれしそうな所に落ち枝を置いて防ぎます。後は雰囲気で周りの落ち枝を動かして、獣道が一番安全な道に見えるように山をキャンバスに見立てて絵を描きます。これが結構楽しいのです。罠の周りを歩き回ると暫くは猪君の動きも鈍くなりますが、掛かる時には結構早くに掛かります。が12月は警戒心が強くていけません。今月は既に連続10回の空引きです。早くこのスランプから抜け出したい。今年はなぜか昨年に比べて少ししか掛かっていないのです。 
 畑の片隅に、むかご?を見つけた。私では本当にむかごかどうかも分からない。
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蔓をたどって根の辺りを掘ってみた、何もない。もう一度、やはり何もない。で、不意に自然薯掘りに目覚めてしまった。見廻りの最中に、目は罠をそっちのけでむかごを探している。全く見つからない。そもそもむかごが山芋の実だということ以外は何も知らないので、仕方がないことだと半ば諦めてはいたのです。一通り罠を廻りましたが、1本も見つけられませんでした。農家の方に聞く、猪が出る前はたくさんあったが、今は猪に食べられて全然見んぜ。だった。そう言えば1m位の大きな穴があるところがあった。猪が山芋を掘った後だと聞いた記憶が蘇った。そうだったのか、猪が出るから罠を仕掛けている。そんな猪君が多くいる所を探しても、猪君が山芋を残してくれている訳はないのです。突然に心がしぼんでしまった。鳥取県には山芋と長いもを掛け合わせた「ねばりっこ」という芋がある。帰りに買って帰ることにした。
 今年は良く目覚める。ウナギが食べたくなった。天然物はすこぶる高い、でも、輸入物は食べたくなかった。物置を探す。古い投げ竿を出して河口に向かった。ほとんどの河口は保護のために禁漁区域になっている。禁漁区域の少し上流で釣る。午後5時から8時までの3時間。4日目に70cm位のスズキが釣れた.
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次の日に鰻第1号が掛かった。
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フライパンでかば焼きにする。買ったウナギより味がすこぶる濃くて思った以上に美味しい。で、1匹で止めるつもりだったのですが、2匹目に挑戦する気になってしまった。
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40cmのチヌが来てセイゴが何匹か掛かった後の10日目に鰻第2号が掛かったのです。
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今度は、美味しいことは分かっているので、もう一匹釣って、うな丼の大盛りにして満腹感を味わおうと考えた。12日目はかなり寒くて震えた。13日目に出掛けることはなかった。寒さで心がしぼんでしまったのです。どんなに寒くても山を歩き回るのは楽しいのですが、静かに当たりを待ちながら海から吹いて来る寒風に耐えようという気にはなりませんでした。 
 畑を荒らす奴がいる。で、小さな箱罠を仕掛けています。大抵はアナグマか狸が掛かります。で、また狸が掛かったと思っていました。箱から出して埋めようとした時、ふと気が付いた、どこか違う。直ぐには分からなかった。で尻尾の違いに気が付いた。縦縞なのです。
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こいつアライグマだ!!罠に掛かるのはこの10年で2匹目です。少し前に同じ場所同じ罠で狸を捕獲している。・・・・本当に狸だった???よく見ていなかった。狸だという先入観で処理してしまった。アライグマが掛かるなど予想だにしていませんでした。気を付けなければなりません。






# by fusco179 | 2022-12-14 22:03 | | Comments(0)



退職と同時に始まった迷走する日々の記録

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