至近距離から撃っても弾をはじき返したとてつもなく硬い鹿の頭を掘り出しました。骨になっていても結構臭います。
洗って綺麗にして額を見るも、弾痕は1か所のみ、あと2発は何処かに行ってしまったようです。 それも骨に穴すら開けていません。少し傷を残した程度なのです。おそらく今までに撃った鹿のように立っている時に撃ったわけではなく。横になっている鹿をスコープを通さない目測で撃ったので、額に直角に弾を当てられていないのです。そう思わないと心のダメージが大きい。割ってみる。 角の真下に脳がある。骨は結構厚い。それでも嘗て40発以上撃った猪君の骨の厚さと同じくらい。あの時は5.5mmの28フットポンドの銃で今は6.35mm45フットポンドとパワーアップしている。28フットポンドでも貫通こそしなかったものの骨に弾が食い込んで穴を開けていた。今回はそれすらないのです。正面から弾を当てられていないのだと思う。当てていれば穴は空いていたと思います。貫通したかどうかは分からない。先月は100kgに近い若い猪君も正面打ちで倒せました。 で、撃つとしたら正面からは目の高さになる。上に行くほど骨が厚くなる。角を撃ち手に向けて頭を下げたなら頭頂部はすこぶる骨が薄い。ねらい目は後頭部で、頭を下げるまで待たなくても普通に立っていても撃てる。 45フットポンドあれば正面からでも正しく当てれば貫通できそうに思える。頭頂部は撃ちにくいものの標的としては大きくて当てれば1発ですむ。後頭部は狙うには小さな的ですが当てられたら1発で倒せる。では、横からだと何処を狙う。 直接目を狙うか、目から耳の付け根までの範囲となる。動き回る相手なのでどの方向からでも撃てるようにしておかなければならないと思う。今後は標的の中では小さいのですが、大型の鹿君は後頭部をメインに狙いたいと思いました。猪君も鹿君も大抵は正面を向いてこちらを観察しています。横顔を見せる時は動いているので撃つのはかなり難しくなります。突如として逃げ出して後頭部を見せますが、この時は静止時間も長く感じています。で、最初の出会いで正面から1発、これが効かない相手には、後頭部に1発撃てばいいことになります。雄で怒って角を向けてきたら、角と角の間の少し上を撃てばいいのです。ここが一番骨が薄くて撃てる範囲も広い。なんで一番脆いところを向けて攻撃してくるのでしょうか、不思議です。が、角を向けさせるにはかなり近づかなければならない。それも怖い。やっぱり鹿君は後ろから後頭部を狙うのが良いように思える。これからは後ろから撃つ卑怯なガンマンになるのです。と思ったら、川鵜は河原の草に隠れて、青サギは雑木林の木の陰に隠れて当然のごとく撃っていたので、既に自分は卑怯なガンマンなのだとようやく気づく。 #
by fusco179
| 2020-12-06 23:24
| エアーライフル
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ここは道路から1メートルほど高い位置にある罠。以前掛かっている鹿を見落としたことがある。で、車を止めて慎重に見る。バネがない。何かが掛かって移動したか、弾いて伸びきったバネが地面に転がっているかのどちらかです。バネの位置を確認しないまま迂闊に近づいて突っ込まれたら怪我に繋がる。慎重に周りの状況を観察する。サークルはない、罠の周りの草木も荒れてはいない。空引きだ。と判断して、すたこらさっさと斜面を登る。後で思う。何時もこうなんです。簡単にチェックして問題を発見できなければ、何の危険もないと全く注意を払わないで行動してしまう。高齢者に 慎重に と言う言葉は、必要ないのかも知れない。斜面を登って根付けからワイヤーを辿る。バネが転がっているはずだった辺りの背の低い木がよじれて、ワイヤーがその方向に真っ直ぐに伸びている。状況がおかしいことに、ここで初めて気が付いた。途端に恐怖を感じ緊張が走り冷や汗が出始める。しまった、やってしまった。と身構えるが、何時も通りに小さな縄切り鎌1個で身を守るものは何もない。サークルがないので猪ではない、狸か狐か、狸なら攻撃力は弱い、狐と穴熊は危ない、木が揺れている、目を懲らしても、狐も狸も見つけられない。ドッと汗が噴き出す。この緊張感がたまらない。この緊張感を味わうためにミスっているんだよ。と心が叫ぶ、アホーと頭が返す。狐や狸サイズを探していたので大きい獣は目に入らなかった。そこには大きな頭と木の枝にしか見えない角が2本横たわっていたのです。
おそらく弾は額の骨を貫通していないと思う。鹿は、とんでもないレベルの石頭のようです。額の着弾状況を確かめようと思っているが、以前急ぎすぎてひどい目に遭っている。完全に骨になってから確かめることにした。失敗したのは、こんな石頭の鹿君にはほとんどお目にかかれない。後方から撃って頭蓋骨を弾が貫通するかどうかも確かめておけば良かったと反省している。 今年も作っていました。小型スズメバチの巣、今年のは良く見えていた。にも関わらず大きな巣になるまで気付いていなかったのです。
外に出て来た蜂たちは地面に落ちるか、よろよろと力なく飛んでいった。水道水ジェットで巣を破壊して終了です。今年は刺される前に気付けて良かったと思う。駐車場の周りに蜂の死骸がたくさんあったので蝿蚊用の殺虫剤でも有効ですが速効性には問題があると思える。オオスズメバチだと薬が効く前に刺されてしまいそうです。 雑草が一面を覆う草原に綺麗な獣道が出来たので罠を仕掛けました。 突進されたらバット一本で戦うことになる、盾になるものは何もない。経験を積めば積むほど猪が怖くなりました。農家の方がやってきた。危ないので下がってください。と言って一緒に車に戻る。銃に持ち替える。スコープの距離を3ヤードに設定して弾を込めた。こういう場合、ドットサイト付のスラッグなら心強いと思える。エアーだと急所に当てないと倒れない。とっても不安。最後の手段は銃を横にして盾として猪の突進を止める。銃は犠牲になるが仕方がないと覚悟を決めて前進する。 45フットポンドの威力は標的が近いとすさまじいものがあるように思う。同時に、それに耐え得る鹿の石頭には脱帽です。 見廻り道に白いものが浮いている。 蜘蛛の巣のようだ。太陽の光の加減で見えているのだと思う。何時も見えていれば顔を蜘蛛の巣だらけにしなくてすむのにと思っている。経験上、見廻り道の蜘蛛は駆除する。そうすると見廻り道上に蜘蛛の巣を見ることはほとんど無くなるからです。この蜘蛛の巣は綺麗で良く見えていたので、壊さないようにその下を通り抜けた。で、帰りに引っかかって壊してしまった。やっぱり高齢者なのです。10メートル先の罠を見て引き返したときには、蜘蛛の巣の記憶はすっかり消えていました。 この動物は何でしょう。 リングを付けると弾きも軽くなって、さらにワイヤーの滑りもよくなり、狸、狐サイズでも良く掛かるようになったのだと思っています。今年は山に餌がないのか被害を見に来てくれと言う電話が良く掛かっています。私が登る山では栗も柿の実も少なくて、猪君里に下りてきているのでしょうか。 携帯が鳴った、掛かっているよー。だった。仕事前の午前6時30分に行く。6時では山の中は暗くて危なくてしょうがないのです。大きいらしい。何発も撃つ可能性がある。で、銃にエアーを詰めることにする。う、うん。ジャックが差し込めない。何度か試みる。入った。が、ポンプを押すも、圧力が上がらない、スカースカーと上下している。壊れてしまったようだ。FXを持っている相棒の修理話から推測するとFXが1年壊れないでいたのだから私のドリームラインは優秀だと思える。残り少ないエアーで何とか止め刺しをして銃砲店に電話をかける。やってしまいました。又銃を壊してしまったようです。即答で銃ではなくポンプ側のジャックのOリングです。すぐに送ります。だった。充填方法の違いで、4年使ったエアーアームズでは発生しないので私には分からなかったのですが、FXではよく発生するOリングの消耗らしい。銃が壊れていないと分かってホッとした。な、なんと次の日の午前中にリングが届いた。電話を受けてすぐに発送してくれていた。その心遣いに感謝したい。どんなことでも疑問があればすぐに電話を下さい。とも言われている。信頼の置ける店から銃を買っていて良かったと思う。ポンプの故障を見透かしたかのように、猪君が2匹掛かった。ものの数分でリングを替えてエアーを充填して猪君に立ち向かう。猪族のたくらみを見事に打ち砕いた。惨めな昨年と違って今年は猪君に勝てる自信が湧いてきた。 #
by fusco179
| 2020-11-07 20:50
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滅多に入らない箱罠の中に猪君の足跡がある。入るぞと期待した次の日だった。入っている。
今だ!パシューン。倒れた。と思った瞬間、立ち上がってこちらに来た。こっちじゃない、あっちに行け。と叫んでもふらふらしながら箱の中を彷徨っている。出入り口に近づく時を狙って2発撃ったが、その度に倒れた後立ち上がってしまった。ハンマーパワーをMAXに変更して、待つ。出入り口付近に立った。引き金を引く。一瞬で崩れた。全部で4発も撃ってしまった。可愛そうなことをしたと思う。猪君相手では常にハンマーパワーはMAXが必要なようです。 竹藪の罠は5月下旬には1個を除いて全て移動した。残した不思議な1個は、引かずの罠だったのです。横道を竹で塞いで通れる獣道は罠の設置された1本だけ。竹藪の罠は泥が入らないので、メンテナンスフリーの一番管理が楽な罠なのです。罠のすぐ上の斜面に足跡がある、罠を通らないと上り下りは出来ない。が、罠に変化無し。不思議だ。竹の落ち葉に足跡がつかないので猪君の足跡は見つけにくいのですが、春以降何度か通っていると思える。ずいぶん待った。とうとう堪忍袋の緒が切れて、今日は移動させると、バネを持って罠の上蓋を外しにかかる。ええー、なかなか外せない、やっと取れた。な、なに、
一瞬ひやりとしたが、黄色だったので竹の根っことすぐに分かった。黒色だったらヘビと間違えて飛び上がっていたに違いない。竹の根が筒いっぱいに蜷局を巻いて中筒をしっかりと支えていたようなのです。小さな猪君ならともかくここに出るのはかなり大きな猪君なので、何度か通るうちにバネが作動してもおかしくはなかったのですが、梨園攻防の最中、遊ばせておく罠は1個もないので梨園に移動です。 川鵜がやってきた。 1羽の川鵜君。嘗てつがいの川鵜の一方を駆除するとその場所に1羽の川鵜が何時もいることに気が付いた。つがいの生き残りの川鵜かどうかは分からない。どの川鵜も大きさの違いの他は全く同じに見えてしまう。この川鵜も私が片割れを駆除したのだろうか。すまないねー。とあやまっていたら、しばらくしてから飛び去った。何だ違うのか。急に腹が立った。感情の起伏が激しいのも高齢者の特徴なのです。高齢者になったと実感した瞬間です。 今年の講習で、若い川鵜の生存率は低いので大きい立派な川鵜を駆除するのが効果的だと教わった。大きい川鵜を狙うようにしている。現在100羽近くがいる。この1か月間で14羽駆除したが焼け石に水状態でそれ以上の川鵜が飛来する。まだ落ち鮎も多くないはずなのに何を食べているのだろう。落ち鮎が増えるまでに群れを移動させなくてはならない。河原の草の中に身を潜める。1羽撃った。 この群れでは、おそらく右端の大きな川鵜がリーダーか見張り役なのですが、この状態でリーダーを撃てたことがないので、リーダーを駆除できればこの群れが他の土地に移動するのかどうかは分からない。今はこのリーダーを撃つことに専念しているのですが近づくことも難しくなっている。ただ、追いかけ回したので、その効果なのか100羽から20羽位の群れ2群に減ってきた。 林道を走っていたら、目の前を鳶か鷹のような鳥が飛んでいるのに気が付いた。車の前を先導するように飛んでいる。木に留まった。車が近づくと又飛び始めた。 上空に舞い上がっていった。一緒に走っていると可愛そうな気になり、離れると寂しくなる。高齢者って奴は本当にわがままな人種のようだ。 疥癬が消えた。小学校は3個の罠で守っているが、罠に慣れた猪君なかなか掛からない。そんな中、小学校のグラウンドに猪君が現れた。雨でグラウンドの足跡が流れて猪の大きさが分からない。最近まで学校近くを彷徨って足跡を残しているのは、40~50kgの猪1匹だけ。群れは近づいていない。電話が鳴った。小学校の上の道に石が落ちとったけー、罠があるけー、猪が掛かっとらーへんかって、よく見てみたら小さいのが掛かっとるがー。来てごしない。だった。グラウンドから一番遠くに仕掛けている罠で小さい猪か。小さいのならグラウンドに入った猪ではないようだ。電話を受けて一瞬喜んだものの意気消沈して小学校に向かう。車を止めて斜面をよじ登る。いたー。 疥癬は消えたようです。50kgの雌、グラウンドに入った猪であってほしいのですが、通常群れで行動する雌なので微妙なところです。畑に入る時ほど、入ることに執着しないと思われるので、グラウンドをメッシュ柵で囲むのが一番良いと思える。学校周辺で毎年5匹くらい駆除しているのですが、罠の数を増やしても結果は一緒だったので、メッシュ柵が最適と思えるのです。 腰痛が治らない、猪君を一人で引っ張ることが多くなった、結構引っ張れるようになって、猪君を引っ張ることで腰の筋肉が鍛えられて強くなっていると勝手に思っていた。が、猪君を引っ張った後の2日間は、ほとんど曲がらなかったドライバーが曲がり、3日目に元に戻ることが分かった。その間は時々ズキンと来る。だいたい4日目には治っている。猪君をひっぱてから何日目にコースに出るかでスコアーが決まることも分かってきた。最近は、ゴルフに行く3日前から猪君が罠に掛かりませんようにと、びくびくしながら手を合わせているのです。 #
by fusco179
| 2020-09-28 23:42
| エアーライフル
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ヌタ場に仕掛けた罠を見に行く。このヌタ場には南北に2個の罠を仕掛け南側の罠には既に小さな猪君が掛かった。北側の罠には全く近づかない。が、罠があるにもかかわらずヌタ場は相変わらずヌタ場として使われているのです。100kg超えと思われる大きな足跡が時々現れるので罠も外すに外せないでいる。ヌタ場までは車を降りてブッシュを掻き分け100m近く歩かなくてはなりません。ようやくヌタ場に着いた。
泥が良くこねられている。あまりに綺麗にこねられているので気になって周りを見ると、泥の小さな塊が、今しがた私が歩いてきた所に落ちている。う、ううん、まだ乾いてはいない。草の葉にも沢山泥が付いていた。 しゃがんで泥の状態を確かめる。葉っぱの先から泥の滴が垂れている。ぽとり、ぽとり。少し離れたブッシュの葉っぱからも・・・ぽとり。 しゃがんだ私の背後に黒い影、忍び寄った猪が背中めがけて突進する。ドーン、後ろから突き飛ばされて頭からヌタ場の泥池に突き刺さる。空に向かって突き出たお尻に猪が牙を突き立てる。ギャー。
脳裏をかすめた修羅場で発せられた心の叫びで、ハッと我に返り、慌てて立ち上がり身構える。猪は私が近づいたのでヌタ場から出たように思える。それならすぐ近くに潜んでいる。恐怖が全身を駈け巡る。持っているのは小さな縄切り鎌ひとつ。猪君相手ではとても武器とは呼べない。目を懲らして周りを見渡す。ブッシュで何も見えない。さらに恐怖が増す。枝を踏むどんなに小さな音も聞き逃すまいと耳を澄ます。何も聞こえない。が、まだ油断は出来ない。帰る方向に猪が潜んでいる。猪を避けて雑木林を横切ろうかとも思ったが猪が襲う気ならしゃがんでいる時に襲われていたと思い、ブッシュの道を帰ることにする。来る時にはたったったー、と足早に歩いて来た。帰りは、そろーり、そろーり、亀よりのろい。車が見えてきた。ダダダーと走って車に戻り、ドアを閉めて、ようやく安堵した。 先日の見廻り、もう猪に遭遇することはないだろうと思えても、心が許さない、バットでブッシュを叩いて音を立てながら近づく。 随分長い見廻り道に感じる。こんなに長かった?と心が頭に尋ねた。物理的には同じ長さですー。お前が怖じ気づいたせいさ。と頭が答えた。ヌタ場が見えてきた。 猪はいない。罠も弾いていない。 ようやく平和な雑木林に戻ったようです。 運がないと言えば、キスが良く釣れていると聞いた。100匹釣るのに1時間は掛からないと聞いた。急にキスの天ぷらが食べたくなった。釣れる時間も選ばない。朝早く起きなくても昼間でも簡単に釣れると言われた。早起きしなくていいと聞いて行くことに決めた。物置を探す。大抵の釣り道具は処分した。が、物置を掃除すれば出てくるのです。あった。鯉釣り以降使っていないチヌのぶらくり竿、夕方餌と針と鉛を買いに行く、1500円も掛かった。で、目標は使った金額と夕食に必要な数を考慮して15匹とした。午前8時に出発、予定では午前9時には戻れると踏んでいた。過去の記憶を掘り起こし、実績が有り車の横で釣れる一番楽な場所を選んだ。先客がいた、聞いてみる、今日は釣れません。だった。一投目アタリ無し、二投目もアタリ無し。近くの浜辺の住人に電話を掛ける。晩ご飯用のキスが釣れない助けて。・・こっちにきなーい。15匹なんて10分掛からないで釣れるよ。手伝ってあげるから。との返事。道具を片付けて飛んで行った。 ぽつりぽつりとキスが掛かった。掛かったと言っても2人で1時間かけて4匹です。友人に悪いので、そこで切り上げて西に向かうことにした。キスが釣れないのは、天候、水温の関係で沖の深いところにキスが出てしまう。これだとボートが要ります。天敵が現れて砂に潜る、岩場に隠れる。これは場所を変えれば釣れます。ボートで釣っていた随分昔に、理由は分からないのですが何処に行っても釣れない日がありました。これだとお手上げです。 西に10kmほど移動して、駐車場で聞いて回る。クーラーに入り切らなくてキャンプをしていた人に配っていた人が釣っていた場所が空いている。と聞き、案内してもらってその場所に入った。砂浜を歩き回って2時間が経ったアタリすらなかった。晩ご飯のキス天は諦めきれない。少し釣れた元の場所に戻る。 台風5号の影響で南風が吹いていて午後になっても波は穏やかで、キス釣りを続けることが出来ました。少し暑いけど南風が爽やかで気分は最高です。撃たれることの無いウミウは人を恐れないのか、海水浴をしている人も結構いるのに、砂浜に上がって来た。 キスが逃げるから来るんじゃない。と言って追い払った。人の言葉が分かるかのように、慌てて海に戻ろうとして波に打たれひっくり返りながら、いつも通りに本当に不器用な飛び方で舞い上がった。やっとの思いで10匹のキスを手に入れた。午後2時を過ぎていた。ゴルフでは日焼けを気にして日焼け止めクリームを使っている。日差しが強くなる前に帰る予定だったので、キス釣りでは何の対策もとっていなかった。気が付くと炎天下の中、6時間も釣りをして紫外線にさらされていたのでとっても心配になる。家に帰った直後は、少し赤くなった程度で手も足も痛くもないし、ほてってもいない、暑さを感じなくなった高齢者は全く問題が起きないと思ってしまった。が、悪夢は徐々に現実になりました。その日、寝ている時に寒くて悪寒を感じて一瞬目が覚める、熱中症かと心配になったのですが、完全には目が覚めずそのまま眠ってしまった。翌朝は、普段よりすっきりした気分で目が覚めた。夜のことが脳裏をかすめたが、体調も悪くないので取り越し苦労に過ぎないと思い起き上がろうとしたその時、最初の悪夢が襲って来た。両足が真っ赤になってぱんぱんに腫れて象の足のように太くなっている。痛くて靴下もはけそうにない。ギャーな、なんなんだこれは。ふくらはぎと足首が同じ太さで区別がつかない。何かが触れると痛くてたまらない。水ぶくれも傷も無いので、乾燥しないようにひまし油を塗った。とっても楽になった。第2波は3日後、もっとひどく腫れた。その日以降は徐々に腫れは消えていった。一番光を受けた腕ではなくてなんで足?と思う。半袖半ズボンでの釣り、腕と足の違いは、足を海水に浸けていたことだけでした。足だけが塩焼きにされたようです。恐ろしきものは塩なのです。 悪夢の原因に心当たりがある。釣りの1週間前、真っ黒の小さなヘビを見つけた。時々見かけるのでネットで調べてみたら黒く変異したヘビで、シマヘビ、カラスヘビ、マムシが多いと出ていた。早速、好奇心の塊となって追い回す。大抵はすぐに逃げられてしまうのですが、都合のいいことに用水路に入っている。そう簡単には逃げ出せない。 こんなチャンスは滅多にない。じっくり観察した。 頭の形から毒蛇ではなくシマヘビと思えた。となるとヘビ君の災難が始まる。恐れを知り尽くした高齢者は、無毒のヘビは安全だからと、良い写真が撮れるまで炎天下でさんざんに追い回した。ヘビ君とうとう逃げるのを止めて好きに撮ってと白旗を挙げた。で、撮れた写真がこれ。 さっすがに、舌をぺろぺろ出すところまでは撮れなかった。気持ちよく分かれたつもりだったのですが、黒ヘビ君本当はひどく怒っていて、キス釣りの悪夢はヘビ君の祟りと思っている。 黒ヘビに出会う前は運は悪くはなかった。スイカを守るために仕掛けた罠、根付けがないので農家の方と2人掛りでようやく運べる大きな枝を根付けにした。携帯が鳴る。掛かっとるぜー。お墓参りの人が猪を見てびっくりして知らせに来なったけー。早く来てー。だった。お墓と聞いて墓石を倒しでもしていたら大変だー。と飛んでいく。 お墓は無事だった。お参り用の水差しがお墓の前に残されている。びっくりされたのだと思う。慣れていても猪君の突進は恐ろしい。 掛かっていたのは中型の雌、 日差しが強くなる前なのですこぶる元気。周りは山ばかりなのになんでお墓に近づくの。と叫んでみたが、何度かの突進が返ってきた。サークルはスイカ畑の持ち主が、お墓参りの方の目に留まらぬよう綺麗に整地されました。感謝です。猪君もサークル内に埋めようかとも思いましたが、この墓地は火葬専用です。と言われそうな気がして、農家の方に軽トラックを出してもらい、山の上まで引っ張って、埋めました。 お墓までもう少しの所まで迫っていました。罠を仕掛けたところからはお墓は見えていないので、今回の危機は想定していませんでした。ついていたのだと思えます。 ついていたと言えば、頻繁に通る道ではないのですが、 倒木です。普段から倒木には気を付けています。倒れそうな木を見つけると見廻り道を変更します。役場に駆け込んで切ってもらったこともあります。が、この木は全く無警戒でした。 小さな崖の上から一気に倒れています。 結構大きくて道路を塞ぐように倒れています。直撃を受けなくても直前に倒れられたら避けられないのです。その上、崖の上から襲ってくるので倒れるところが事前に見えないと思います。よく見ると同じような木がまだ何本も崖の上にありました。この道は通らないようにします。倒木と戦っても勝てません。見廻り道のチェックは怠らないようにしないといけません。レスキュー保険も大事です。 昨年も一昨年もタイヤのバーストでタイヤ交換を強いられました。罠猟を始めるまでは車のタイヤはパンクしないものだと思っていました。 今は、年に1回はパンクします。今月もパンクです。窒素を詰めているので、タイヤ圧が減ることがなく、タイヤが少しでも変形すると修理に出します。出先で気付いて、整備会社までタイヤがぺしゃんこにならないか気が気ではありません。ぺしゃんこになった時点で交換を強いられます。ドキドキしながら到着、いつもレスキューで駆けつけてくれている整備士さんが、にこにこしながら、おめでとうございます、大きな釘がしっかり刺さっています、パンクです、今回は交換は必要ありません。と少しでもタイヤ圧が減ると修理に持ち込むパンクマニアが結果を出したと賞賛を送ってくれました。交換しなくて良いと聞いて、この件もついていると思いました。 #
by fusco179
| 2020-08-19 00:34
| 海
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柿畑の斜面に仕掛けた罠、根付けの木が見当たらなくて2m位の柿の木を根付け代わりに使っていました。それが無くなっている。草が伸びて罠全体を覆ってしまっていて、根付けの木がなくなっていることに気が付かなかったのです。いつ罠に掛かったのだろう。農家の方に聞くと、1週間位前から畑に新しい猪の足跡や掘った跡が無いので獲ったと思っていた。とのこと、その間に1回見廻りはしているのですが罠を弾いていることに気付いていないのです。周りの草も倒れていないので気付くのが遅れてしまったようです。
罠は右の竹林の下に仕掛けていました。 最初に竹林を探し、その奥の背丈より高い草が生い茂った梨畑の跡地に入った。結構強い雨が降っている、カッパのカバーを頭に掛けると雨粒が頭の天辺でメロディーを奏でる、草がカバーに当たって耳元でザーシャーと囁く。潜んでいる猪が鳴くこともないので耳はなくても良いように思えるが、周りの音がシャープに聞こえないととっても不安になる。カバーを外す、防水スプレーを掛けた帽子がすぐにびしょ濡れになった。洗濯で防水が効かなくなっていた。草が顔に当たって水しぶきを上げる。濡れた草にビンタを張られ、気力がスーと体の奥にしぼんでいくのが感じられた。体が勝手に引き返す、見通しが効かない状態で雨音に消されて周りの音もよく聞こえないのに猪を探すことは大変危険だと思えはじめた。草を掻き分けながら進んで、目の前がやっと開けてホッとして一歩を踏みだし、そこがサークルだとしたら次の瞬間には突進されているのです。で、捜索はすぐに打ち切りました。 4日後に捜索を再開、その日も雨が降っていた。が、小雨なのでカッパの頭のカバーを外して、前回探せなかった高い草と笹が入り交じった杉林に入る。
木なのですが重くするかもっと長くする必要があるようです。が、いい木を見付けるのは大変なのです この罠も草に覆われてしまいました。罠はミカンの木が作った空洞に設置してあるので草が絡みつくこともなく作動はします。草の隙間から覗いて引いていないかどうかを確かめていましたが、とうとう見えなくなってしまいました。罠は矢印です。 猪が通れば草が倒れるので、それを確かめてから罠を確認することにしました。猪が罠に掛かれば草の中にサークルが出来るはずなので遠くから双眼鏡を使ってサークルの有無を見るだけでした。農家の方から電話をもらった。掛かっているよ!飛んでいく。罠のすぐ下を通る農道に車を止めた。道から草の塊を覗く。今までと同じで変化無し。サークルもない。場所を間違えたか? 下から覗く、見えない。草が深くて上からは近づけない。東の梨園側から覗くと鼻先がちょっとだけ見えた。で、頭とおぼしき辺りに草の上から1発撃ち込んだ。蔓草が大きく揺れ始めた、隙間が出来た、横顔が見え隠れしている。草越しに2発連射する。猪の姿が消えた。静寂が戻る。討ち取ったはず。蔓草が元の位置に戻って中は全く見えなくなってしまった。中を覗くには下から登る必要があるが、上から突進されて足かワイヤーが切れたら、と思うと勇気のかけらも沸いてこない。蔓草が揺れた、まだ生きている。より近づけなくなった。どうしたものか、心が凍る。なんでこんな時に思いつくのだろう。とっても暑いはずなのに暑さを全く感じなくなっていた。蔓草のピラミッドの隙間を探して行ったり来たり。下の道からは何も見えない。梨園の一番高いところから覗き込んで、ようやく小さな隙間に茶色のものを見付けた。猪のように見える。で、2発撃ち込んでみる。全く動かない。途端に大きなため息と汗が噴き出した。農家の方に大丈夫なようです。と言って斜面を登る。倒れていたのは40kg位の雄でした。絡む蔓を切りながらの引き出しは結構な力仕事になりました。処理をして農家の方と分かれて車に戻った。時計を見る2時間経っていた。思った以上に時間が経過していて、一匹の猪君の止め刺しに使った時間としては最長記録になると思う。急に体が熱く重くなっているのに気付いた。喉もからからで呼吸も荒い。さっきまで何ともなかったのに急にひどい疲れを感じたのです。 高齢者だと思える出来事なのです。意識は何にも感じないのに体はかなりのダメージを受けているのです。ゴルフをしていてよかったと思います。いつも午後からスコアが崩れます。午後のコースの方が難しい分けでもなく、コースを逆にしても結果は同じになりコースの難易度は関係ないのです。午後から足がよくつります。寝ている時につることもあります。で、夏はビタミン補給のルイボスティだ!と沢山飲みました。気分は良くなりますが足はつります。ルイボスティで足りないのならとビタミンゼリーを食べ、うん、飲み始めました。足のつりも無くなり午前と午後のスコアーもだいぶん近づきました。ゴルフのおかげで体調管理が出来るようになってきました。退職後にゴルフを本格的に始めてヨガや筋膜伸ばしで体を鍛え、車には常時ルイボスティーと生茶、ビタミンゼリー5,6個を乗せるようになったのです。 この日もルイボスティ1本とビタミンゼリー2個を飲んで疲れと渇きを取り除くことが出来たのです。 紫陽花はやっぱり青です。昨年白い紫陽花に少し心を奪われそうになったのですが、本当に青い紫陽花を見ると、紫陽花は青だと思い知らされます。 青色紫陽花はいいですね。今年も我が家の紫陽花は色々な色に染まってしまった。来年は鉢植えで深い青色の紫陽花を作ろうと考えている。問題は今年の秋にこのことを思い出せるかどうかなのです。 異変です。私の管理する箱罠に猪が入った。この箱罠は2年間1匹も入っていない。 同じ人間が仕掛けているのに何処が違うのか私には分からない。 サイドフォーカス3ヤードの秘密です。携帯が鳴った、すぐに出た。農家の方、すぐに電話に出たということは仕事中ですな、小さいのが掛かっとるけえ、仕事が終わったら撃ちに来て。だった。仕事を終えて飛んでいく、到着したのは午後6時、日没までには1時間以上在る。まだ周りは十分明るいのに雑木林に入るとかなり暗い、サイドフォーカスでピント合わせを試みるも画像が暗すぎて上手く合わせられない、目測で10ヤードにノブの目盛りを合わせて、ピントはあっているかどうか分からないが、まあ、当たるだろうと1発発射、動じない、2発目、全く効果無し。 #
by fusco179
| 2020-07-16 22:56
| 罠
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